素材について( MATERIALS)
Materials — quality
100%アップサイクルボーンチャイナ漆喰(NARUMI)、天然漆喰、千葉竹炭、卵殻、北海道利尻島産ウニ殻顔料、珈琲粕など、様々な天然素材を使用し、空間と呼応する作品を独自技法で制作しています(空間に合わせて素材の調整可能。例 : 漆喰あり/なし)。
地域の廃材をアートへ
千葉の放置竹林からつくられた竹炭を用いるなど、将来的には地域の廃棄素材を継続的にアートへ蘇らせることが目標です。企業から廃棄される素材を使ったサステナブルなマテリアルアートでありながら、単なる素材パネルではなく、建築空間、ホテル、ウェルネス、ブランド空間にも調和する作品作りを心がけています。
素材そのものの美しさだけでなく、空間との調和、美術的深度、耐久性、循環素材が持つ背景や価値を大切にしながら制作。自然素材ならではの豊かなテクスチャーと色彩の融合が、光や空気と響き合い、空間に静けさや呼吸、余白をもたらします。
経年で深まる作品を、個人邸宅、クリニック、サロン、ホテル、ウェルネス・ブランド空間など、静けさと素材感を大切にする場へ。
■天然漆喰(Shikkui)
漆喰は石灰を主成分とする日本の建築自然素材で、その中でも化学物質を一切含まない天然漆喰を使用しています。
漆喰は空間の湿度を吸収し、乾燥時には調湿の機能があります。
自然素材の特性を活かし、湿度変化のある空間にも適した作品制作を目指しています。
強いアルカリ性(pH12〜14)により防カビ性が高く、 衛生性を求められるウェルネス空間に適した素材です。
また、空気中のCO₂と反応して石灰石へと還る「炭酸化」により、 時間とともに強度を増していく特性があります。
■100%アップサイクルボーンチャイナ漆喰(Bone China Shikkui)
テーブルウェアブランドNARUMI提供のボーンチャイナ漆喰(規格外や使用済の食器、卵殻、転写台紙からアップサイクルした漆喰)を使用しています。
ボーンチャイナの美しい純白の漆喰は、湿度による変色が起こりにくく、柔らかな照明と呼応する静かな光を保ちます。
純白の絵画・レリーフは「浄化」「静寂」「余白」といったホテルやスパなどの価値観と深く響き合い、空間の質を高めます。
■卵殻
廃棄される卵殻は、内側の薄い膜を丁寧にはがし、煮沸消毒・乾燥した後、細かく砕いて使用しています。
卵殻は主成分が炭酸カルシウムで、漆喰の主成分である石灰由来の素材と共通する性質を持つため、漆喰との組み合わせにも適しています。
一片一片の形や重なりに光が触れることで、見る角度や時間の移ろいとともに、静かな陰影と美しい表情が現れ、自然素材ならではの表情を生み出します。
■ 珈琲粕・珈琲
珈琲はアルカリ性の漆喰とは相性がよくないため、漆喰ではなくモデリングペーストを用いた表面に、アクリルやメディウムと組み合わせて使用しています。
素材の特性を踏まえ、退色を抑えるための処理もしっかりと施しています。
珈琲粕や珈琲ならではの独特の質感と色合いが、作品に奥行きと豊かな表情を与えます。
■ 千葉竹炭
同じ千葉県内の放置竹林からつくられた竹炭を、竹炭パウダーとして使用しています。
食用や農業用として竹炭を活用するファームサポート千葉様よりご提供いただいたものです。
地域資源をアートの素材として取り入れ、自然素材ならではの深い色合いと質感を作品に生かしています。
■ 北海道利尻島産ウニ殻顔料
大量に廃棄されるバフンウニやキタムラサキウニの殻から、わずかに採取される紫や白の天然顔料を使用しています。
海の中で長い時間をかけて育まれたウニの殻。その素材が宿す時間の気配を作品の中に取り込み、自然の記憶を感じさせる表現へと昇華しています。
天然顔料には、退色を抑えるための処理を施しています。
■漆喰素材の特性
・調湿性
・強アルカリ性による防カビ性
・不燃性を持つ素材特性
・時間とともに炭酸化が進む特性
・自然素材ならではの質感
漆喰は、
「湿度」「衛生」「静けさ」が求められる空間とも親和性の高い素材です。
